2021/11/15

片付かない家

今回は家がなかなか片付かない現象について書きます。一見ダイエットと関係ないようですが、類似した点が多いんです。


家が片付かない原因は、もちろん片付ける時間がないというのもあると思いますが、そもそも持ち物が多すぎたり、買い過ぎている場合も多いと思います。


仕事柄、時間はないけどお金がないわけではない、というのも関係あるかもしれません。独身の時は特に、お金を使うと言っても旅行に行く時間もないし、服とか食べ物に使う金額が増えやすいのかもしれません。私も当直していた頃は、当直明けは特に気持ちが大きくなって、デパートに寄って服やバッグ、靴などを買うことがありました。昨今はネットで、ポイントアップ期間中だし、とか言い訳しながらついつい買いすぎてしまうという人もいるでしょう。


マイナスな感情を押し殺したり、誤魔化すために、ショッピングに走る女性は少なくありません。人によって食べ物だったり、アルコールだったり、携帯ゲームやSNSの場合もあるでしょう。こういう行動をbuffer(緩衝・中和)と呼んでいます。快楽と言っても、マイナス面が全くない、自然な快楽だったら何の問題もないんです。例えば何かをやり遂げた終えた後の達成感とか。でも、それが美味しいものだと、食べすぎれば体重が増えるし、買い物だって必要以上に買えばお金がかかるというマイナス面があります。


ショッピングは、買った瞬間は快楽を得られるけど、実際には履き心地が悪い、合わせる服がない、着られる場面が限られてしまう、などの理由で結局使わないこともあるでしょう。体型が変わったら、新しいサイズの服を買わないといけないし、また元に戻れば着るかもしれないから、と以前の服も捨てることができない。妊娠でもすればマタニティ服も買う。私なんて一人目の妊娠を契機に靴のサイズが一つ大きくなってしまったから、靴も買い替えないといけなかった。お金を使ってしまったことで家計を圧迫する、かといって捨てるのはもったいないのでクローゼットがパンパンになる・・・お金がかかる事以外にもマイナス面があって、合計すると結局マイナスになってしまっている。


自分の服はそうでもないけど、子供服で買いすぎてしまうというママもよく聞きます。でもこれだって続ければ部屋が片付かないし、小さくなった服だけ処分しようと思っても、母数が多いので大変。服じゃなくて、インテリア好きな人もいるかもしれません。素敵なデザインがちょうどセールでお得に買えたり、家がオシャレになって気分が上がる反面で、買った分と同じだけ処分しなければ、家の中の物は増える一方。化粧品の人もいるでしょう。こっちの化粧品の方がいいかしら、今季はこの色が流行っているから、お店の人が勧めるからと、買うのは簡単ですが、同じだけ処分できなければ、洗面台が溢れてくるのも時間の問題です。


極め付けは、お金を無駄にしてしまったことや、今度こそ物を減らすと決めていたのに、できなかった自分を非難する気持ちまでついてきます。以前に説明した思考モデルで、こういった潜在的な考えは、マイナスな結果の原因になってしまうことも予想がつくでしょう。


自分は日々どんな事でストレス解消しているかな?それってマイナスの面はないのかな?ずっとこのまま続けたいかな?


まずはそこに気づくことが大切です。今すぐにやめるというのは難しくても、「いつかはやめたい」とか「減らしたい」という考えに気がつくことができれば、徐々に行動も変わっていく可能性が出てきます。


ものによっては、確かにマイナス面もあるけど、プラス面がはるかに大きいことに気がついて、あえて続けることを選ぶこともあるかもしれません。その場合は、自分が選んだことだから、と罪悪感なくやる方が健全だし楽なんではないでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿

体調不良のとき

こどもが集団生活で感染症を持ち帰ることは日常茶飯事ですが、親もそれをもらってしまうことだってあります。いくら感染予防の知識があっても、きちんと実践するだけの余裕がなかったり、添い寝していれば、夜中知らない間に顔が急接近していたり・・・あるいはホルモンバランス、加齢にまつわる様々な...